北海道旅行記：１日目

北海道旅行の航路

この地図は白い地図工房で配布されている地図データを加工・縮小したものです。
(著作権：白い地図工房)

1999年4月30日(金)の朝、私の乗ったフェリーは茨城の大洗港から20時間の船旅をおえて、北海道の苫小牧港につきました。

船は定刻５時15分に港に着いたようですが、下船にはしばらく時間がかかりました。
アナウンスをうけて、バイクのところにいきました。
ザコ寝部屋で隣にいた人に、写真を撮ってもらいました。
（この時、デジカメの設定を間違えてたのに気づいてませんでした）

苫小牧行フェリー船内

バイクが黒地に黄線のデザインだったので、レインコートはそれに合わせて黄地に黒線のものを着ています。
写真を撮ってくれた人は750ccに乗ってたんですが、北海道には何度もツーリングに来ているそうでした。

苫小牧～夕張

いよいよ北海道の地に上陸しました。うわっ！　寒い！
念のため、常備薬として風邪薬や整腸剤なども持ってきていますが、使わずにすませたいですね。

港のコンビニで『使い捨てカイロ』をいくつか買いました。
うーむ……千葉であちこち探してもカイロがなかったのに、こっちでは売ってるんですねえ。

ノートパソコンを起動し、PHS通信カードでインターネットに接続。
電子メールを確認し、返事を書きました。
が、ゆっくり落ち着ける場所で作業したいと思い、その地を離れました。

ここでアクシデント。なんと苫小牧から数Km離れたらPHSがつながらなくなりました。
この辺はPHSアンテナが少ないのかな。街中でしか使えないようですね。(汗)
大きい町へ行くまでインターネットを諦めることになりました。

走りやすい広い道をストマジが走ります。
これまで乗っていたスクーターDioに比べると、前方の視界が大きく開いてて妙な気分でした。

北海道旅行の行程

この日の目的地の途中に夕張がありますので、そこへ立ち寄りました。
上の図で(２)です。

年末か正月に映画『幸せの黄色いハンカチ』というのをテレビで見ました。
そのロケ地があったので行ってみました。

幸せの黄色いハンカチ(夕張)

ロープに吊るしたたくさんのハンカチ……
近くで見ると、えらく頑丈そうな布でした。これ、ほんとにハンカチ？
写真の左の家では、映画の解説や使用した小道具や自動車がありました。
えらくリアルな高倉健＆賠償千恵子のマネキンもありました。映画の後日、幸せに暮らしてる様子ですね。

夕張～占冠村

今回の北海道旅行に限らず、私のバイク旅行では以下の書籍をよく使いました。

昭文社：ツーリングマップル
JTB出版:ひとり歩きシリーズ
あるっく社:「歩く地図Nippon」シリーズ

北海道版「ツーリングマップル」にキタキツネがよく出るという林道(県道610号)がありました。
下の図で(３)です。占冠(しむかっぷ)村の近くです。

北海道

今回の旅行でキツネが見たかったのですが、北海道北西部にある『キタキツネ牧場』には行けません。
野生のキツネに会えることを期待して、そこに行ってみました。

そこは砂利道でしたが、いちおうオフロード型スクーターなので、なんとか走れました。
が、キツネはおろか、動物の姿はぜんぜん見かけませんでした。

林道では『熊出没注意』の看板がありました。

ある程度離れてれば、野生の熊も見てみたいですね。こっちに来られるといやですが。

林道近くの公園で、地図を確認していると、知らないおじさんが近寄ってきてました。
しきりに近くのラーメン屋の宣伝をしてきます。
まあ、ほんとにおいしいのなら食べてもいいなぁと思いましたが、その時は急を要してたので、公園のお手洗いに入りました。
用を足して手を洗おうとすると、こんどは知らないおばさんが寄ってきて、同じラーメン屋の宣伝をします。
ここは男子用だぞ、おひ。

どうやらさっきのおじさんとは夫婦のようでした。
そこまでしなきゃ困るようなラーメン屋か？
気色悪かったので、そのラーメン屋には入りませんでした。
おばさんは「せっかく教えてあげたのにぃ」と不満そうでした。(汗)

ニニウ自然の国キャンプ場というところで昼食をとり、来た道を戻りました。