[参考：石ノ森章太郎記念館のページ]
2001年5月3日(木)。仙台のホテルをチェックアウト。
ホテルを出ようとしたとき、タンクバッグの持ち手が破損しました。
うわっ、この旅行のために買ったばかりなのに…ああ、安物はダメだったか。
コンビニでセロテープを買い、持ってきていた裁縫セットも使って応急修理しました。
これで旅行が終わるまでもつかなぁ…
中型バイク・ボルティにガソリンを給油したあと、高速道路に乗って北上。
途中のサービスエリアで朝食をとって、さらに北に走ります。
築館ICで高速道路を降りて、北西に向かいました。
中田町に向かいます。
途中、とある駅前で停車し、地図を広げて道を確認しました。
すると、とおりすがりのおじさんが話しかけてきました。
私が行き先をつげると、そのおじさんはそこへの行き方を丁寧におしえてくれました。
かなり訛りのまじった声でした。うーむ……別の土地に来たんだなという実感がわきました。
中田町に「石森」という場所があります。ここは石ノ森章太郎氏の故郷だそうです。
で、ここにある「石ノ森章太郎ふるさと記念館」にやってきました。
[参考：石ノ森章太郎記念館のページ]
この時は、ちばてつやの作品も展示されてました。
入口にあった１／１サイズの仮面ライダークウガの頭部模型が欲しかったです。
仮面ライダーや人造人間キカイダーのガチャポン人形(?)を使った仕掛けがおもしろかったです。
親子連れがけっこういました。昔のキャラクターに関して親の方が詳しい雰囲気でした。
中田町を出て北に走ります。岩手県に入ってしばらくいくと一関というところにきました。
まだ少しノドが痛いので風邪薬を買いました。
ついでにここで昼食を取る事にして、ソバ屋に入りました。
でてきたザルソバは、それぞれ太さが違ってました。看板に手打ちそばって書いてましたが、いかにも手打ちって感じですね。
ソバ湯がたっぷりあったものよかったです。
一関から少し北に走り、平泉にきました。中世時代に奥州藤原氏のいたところですね。
何やらお祭りをやってるようでした。５月だというのに桜が満開でした。
駐車場でバイクをとめ……ようとしてハプニング。
地面が柔らかい砂地で、バイクのスタンドが沈みます。５分も放置してればぜったいコケます。
他に止めるところを探そうか…と思案してるときに、地面に何やら光るものをみつけました。
つぶれてペシャンコになってる空き缶でした。マナーの悪い人もいるものですね。
空き缶はちゃんとクズカゴに分別して捨てましょう。
まあ、今回は助かりました。空き缶をバイクのスタンドに下に敷くと、沈まずにちゃんと立ちました。
空き缶を不法投棄した人に感謝。あとでちゃんと捨てておこう。
そこから少し歩き、ちょっとした丘の上にある高館という場所にきました。
源義経の死んだ場所です。個人的には義経北行説とかジンギスカン説とか好きなのですが。
ちなみに高館の案内版では義経北行説は作り話とされていて、ここでちゃんと死んだことになってます。
まぁ、ここで死んでなければ観光地としての魅力も薄れるのかなァ…
義経堂の近くで記念撮影しました。
ちなみに後ろにある川が北上川です。左の方に衣川があるのですが、隠れてて見えません。
高館を離れてバイクのところに戻ったとき、消防車が集まってました。近くでボヤがあったそうです。
うーむ…藤原氏かなにかのタタリだろうか…
当初は中尊寺に寄っていくつもりでしたが、今回はパス。お天気が怪しいのと時間がたちすぎてるので。
雨に備えて黄色のレインコートのズボンを履きました。上は、青のレインコートをきてるのでそのまま。
バイクをスタートさせ、平泉前沢ICから高速道路に乗りました。
あ"っ 空き缶を捨てるのを忘れてた…
高速に入って最初のサービスエリア、前沢SAにきました。これからの予定を立てなおします。
盛岡を見物するか素通りするか… 当初の計画より遅れてるので素通りすることにしました。
次に、今日の泊まり場所を青森市にするか八戸市にするか…
なるべくいろんなところにいきたいので、八戸に向こうことにしました。
このサービスエリアで給油し、北に走ります。
空は曇ってて、けっこう寒いです。昨日買ったハラマキが暖かいくてよかったです。
さすが遠赤外線？
走行中、何かがパシッと太ももに当たりました。タンクバックのベルトが外れたかな？
やや速度を落とし、次のサービスエリアに入って確認しました。タンクバックのベルトはちゃんとついてます。
他に異常もありませんでした。跳ね石でも当たったのかな？
ズボンも無事で怪我もないからまあいいか。
さらに北へ北へと走り、安代Jctで東に折れ、八戸自動車道に入ります。
そして青森県に入り、高速道路の終点の八戸にきました。
高速道路を降りた後、今日の宿をとるためにJR本八戸駅に向かいます。
…あれ？ 道を間違えたかな。
バイクを降りて少し離れ、腕時計に装備された方位計を作動させました。
せっかくの電子コンパスですが、バイクから離れないと使えないのが玉にキズ。
どうやら、いつのまにか反対方向に向かってたようです。地図で道を再確認しスタート。
すぐに本八戸駅に着きました。
あう…この駅には「宿泊案内所」がありませんでした。
いよいよ「寝袋」の出番か？ 最初の北海道旅行の前に買ったものですが、一度も使ってません。
駅前に見えたホテルにいってきました。で、部屋があいてました。ラッキー。
チェックインの時、「明日の朝食はどうなさいますか？」と聞かれ、思わず「いります」と答えてしまいました。
うーむ…これは失敗かも。
と、いうのは、翌日はかなりの距離を走る予定なので、夜明け前にチェックアウトするつもりだったのです。
しかし、ホテルで朝食を取る場合、出発時間が遅くなるのです。
まぁ、朝食代を払っちゃったので、出発時間を遅らせてのんびりいくことにしましょう。
近くのスーパーで使い捨てカイロを買いました。さすがにこのあたりまで来ると売ってるわけですね。
夕食は合鴨の釜飯を食べました。おいしかったですが、郷土料理というわけではなさそうです。
うーむ…東北らしいものってまだ食べてないですね。明日は食えるだろうか。
この日の走行距離は348Kmでした。
[東北旅行記:３日目の旅:八戸〜青森]
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