2002年4月26日(金)、夕方４時半頃、東京港に向けて千葉県市川市の自宅を出発しました。
スタート時にいきなりアクシデント。愛車・ボルティのエンジンがなかなかかかりません。
ボルティにはフットペダルがなく、スタートボタンしかありません。
ボタンを押して、離して、少し待って、ボタンを押して…というのをえんえん繰り返します。
スタートボタンを押すと、バッテリ駆動でエンジンからブルブル音が鳴るのですが、
はっきり言って近所迷惑でした。
しかもバッテリがあがってしまう危険性もあります。
30分ぐらいでなんとかエンジンがかかり、出発です。
当初の予定では、港へ行く途中で葛西のバイクショップに寄るつもりでした。
雨用の使い捨てブーツカバーの予備を買うつもりだったのです。
しかし、時間がやばいのでバイクショップに寄らずに通過。
旅行前に天気予報を確認しましたが、旅行中は雨が降らなさそうなので、まあいいだろう。
(と、この時は思っていました)
有明の港に着き、徳島行きフェリーの乗船手続きをしました。
そのとき、徳島への到着時刻を勘違いしていることに気づきました。
翌日の朝に付くと思って色々と予定を考えてたのですが、実際は午後に到着でした。
そういえば、２年前の四国旅行のときも午後についてたな。少し予定変更することになりました。
船内で泊まる部屋は２等船室でした。広い場所に大勢で雑魚寝です。
隣の人もライダーで、四国を旅行するそうです。
私が北陸旅行の話をすると、『なぎさハイウェイ』のことを話してくれました。
海岸の砂浜をバイクで走るそうです。
んー…『なぎさハイウェイ』は出発前に従妹がメールで教えてくれてました。
が、あまり興味がないというか…砂浜でこけたくないのでとりあえず予定には入れないことにします。
あと、バイクの『押しがけスタート』のやり方を教えてくれました。
エンジンがかかりにくいときや、バッテリーが切れたときに使う方法です。
いざというときのために練習してたほうがいいですね。
出航後、船の上でハンディGPSを使ってみました。
衛星から電波を受け取って、自分の現在位置を地図で表示するシステムです。
海の上ではさえぎるものがないので綺麗に表示されるかな……
あれ？ 表示されない…壊れた？
結局、電池が切れていました。いざという時のために予備電池も買っておこう。
4月27日(土)。船は昼過ぎに徳島港に到着しました。
上陸後、バイクを走らせてご先祖様の墓参りを済ませた後、親戚のうちに寄りました。
ここで遅めの昼食。ソバ米汁というものをごちそうになりました。
お米の代わりにソバの実を使った雑炊で、徳島の祖谷地方の郷土料理のようですね。
親戚のうちを出た後で、ボルティに乗って北に走りました。今日は神戸の実家に泊まる予定です。
徳島市から北上し、鳴門市へ。ここで高速道路『神戸淡路鳴門自動車道』に入ります。
鳴門大橋を超えて淡路島に上陸しました。鳴門のうずしおに興味がありましたが橋の上では駐停車禁止です。
そのまま走り抜けました。
淡路島の中央部、津名というところまで来たところでいきなりバイクのスピードがダウン。
止まってしまいました。この止まり方はガス欠？ しかし、まだまだ残っているはずだが？
ここは高速道路でしたが、幸い他の車の通行はほとんどありませんでした。
とにかく路肩にバイクを寄せてタンクを確認しました。
やはりガソリンがないみたいです。ボルティには燃料計がないので走行距離で残量を計算していれてました。
200Km走るたびに入れてたのですが、前回入れ忘れてたようですね。
こういう時は慌てず騒がず予備を使うスイッチを…げっ！
すでにスイッチがオンになってました。ってことは予備まで使い切ってカラッポ？
困りました。ガソリンがなければバイクは走れません。
アメリカのヒッチハイクみたいに走ってる車に助けを…って、高速道路でそんなことできないなぁ。
幸い、インターチェンジがすぐそこだったので押していきました。
インターチェンジの料金所でガソリンスタンドの場所をききました。
東へ１Km行った先にあるそうです。背に腹は代えられないのでそこまでバイクを押していきました。
なんとかガソリンスタンドに到着。バイクの距離計ではインターチェンジから1.2Kmありました。
ガソリンを満タンにしたあと、インターチェンジまで戻り、高速道路を北上しました。
淡路島の北端のサービスエリアで休憩。明石海峡大橋をバックに記念撮影しました。
橋を渡って本州へ上陸。裏六甲にある実家に帰りつきました。
私が小さい頃は、父の車で神戸から淡路島をとおってよく徳島にいっていました。
自分のバイクで淡路島を渡るのはこれが初めてでした。
この日の走行距離は140Kmでした。
[北陸旅行２日目の旅:神戸〜福井]
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